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攪拌タンク(反応・濃縮・混合)の設計・製造はお任せ下さい
混ぜるものが粉末状なのか、液状なのか、水と油のような混ざりにくいものなのか…何を混ぜるのかによって、攪拌タンクの要となるタービン翼の設計は変化します。また、攪拌タンクは反応や濃縮といった機能を併せ持つ場合も多くあります。弊社では、そういったタンクの使用用途をしっかりと把握した上で、設計・製造を行っています。
こちらでは、弊社の攪拌(混合)タンクの製造範囲と、機能をご紹介します。
攪拌タンク(反応・濃縮・混合)の製造範囲-概要
用途
攪拌・反応・希釈・濃縮・混合・調合
業界
- 薬品・医薬品業界で使用する攪拌釜(槽)、
高温・低温反応釜(槽)や遠心分離機など - 化粧品業界で使用する真空乳化釜や調合釜、晶析槽など
- 食品業界で使用する混合槽や抽出槽など
素材
ステンレス全般・ハステロイ
一般的によく使われているのはステンレスですが、耐食性を高めたい場合はハステロイでの製造も行います。
容量
小さいものですと実験用に使われるような20ℓ程の製品も製作しています。
軸封
軸封 | 構造 | 特徴 |
---|---|---|
シールレス | 動力伝達軸がタンクの外側から内側へ貫通していない構造 | 液漏れがなく温度と圧力の使用範囲が広くメンテナンスが容易です |
グランドシール | パッキンを用いて漏れを防ぐ構造 | 比較的簡単な構造でほとんどの流体に使用可能です |
ドライシール | 煽動面に潤滑膜を使用していない構造 | シール液を使用していないので製品の純度低下を防ぎます |
メカニカルシール | 回転側と固定側の間にごくわずかな隙間で漏れを制限する構造 | 軸は摩耗せず、漏れはほとんどありません |
※こちらでご紹介しているのは基本的なタンクの概要です。こちら以外の仕様の製品も製造できますのでお気軽にお問い合わせ下さい。
攪拌タンク(反応・濃縮・混合)の機能紹介-粘度別
高粘度
攪拌翼形状 | 翼径比 (対槽径) |
回転数 範囲(rpm) |
強度P/V (kW/立方メートル) |
主な使用目的 |
---|---|---|---|---|
エッジドタービン翼 | 0.25〜0.35 | 500〜3000 | 7〜20 | 乳化、強分散 |
ラジアルフロータービン翼 | 0.25〜0.50 | 50〜300 | 0.5〜3 | 均一化、分散、 反応 |
アクシャルフロータービン翼 | 0.25〜0.50 | 50〜300 | 1〜3 | 分散、反応 |
大翼径パドル翼 | 0.50〜0.70 | 20〜100 | 0.1〜0.5 | 均一化、混合、 伝熱、 分離防止 |
アンカー(錨)翼 | 0.70〜0.95 | 20〜50 | 0.1〜0.5 | 均一化、晶析、 沈降防止 |
中粘度
攪拌翼形状 | 翼径比 (対槽径) |
回転数 範囲(rpm) |
強度P/V (kW/立方メートル) |
主な使用目的 |
---|---|---|---|---|
固定翼&タービン翼 | 0.25〜0.35 | 300〜1000 | 5〜10 | 破砕、分散、 急速溶解 |
小翼径パドル翼 | 0.35〜0.50 | 100〜300 | 0.3〜1 | 均一化、混合、 伝熱、分離防止 |
プロペラ翼 | 0.20〜0.35 | 200〜400 | 0.2〜1 | 均一化、沈降防止 |
低粘度
攪拌翼形状 | 翼径比 (対槽径) |
回転数 範囲(rpm) |
強度P/V (kW/立方メートル) |
主な使用目的 |
---|---|---|---|---|
低粘度のものに関しては、基本的にどれも適合いたします。どの攪拌翼が最適かご不明な方は、ご相談いただければ的確な攪拌翼をご提案いたしますのでご連絡下さいませ。 |
攪拌タンク(反応・濃縮・混合)の過去の製造事例
液漏れ対策に関するご要望にお応えした事例
用途
攪拌タンクでの液漏れ対策
お客様のご要望
「シール不良のために、攪拌機軸封部から液漏れが発生している状況を解消して欲しい。」
ご提案内容
既設軸封部をパッキンを用いて漏れを防ぐ構造のグランドシールから、煽動面に潤滑膜を使用していない構造のドライシールに変更しました。 シール液を使用していないドライシールを軸封部に使うことで、液漏れを防ぐことができ、お客様に大変喜んでいただけました。
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設計や製造・設置、メンテナンスまでトータルでサポートします
八洲化工機は、タンクの設計・製造だけでなく、周辺機器や装置一式の製造・プラント工事・アフターメンテナンスも社内で一貫して行うことで、万全のサポート体制を築いています。